なぜ、私が第一の次世代再教育が食教育であるべきと言っているのか。
なぜ、キレイな日本人プロジェクトが始まったのか。
ただ、発酵が、素材が、楽しいから、好きだから、大切だから…
と、そんな理由なのではなく、現代の日本人の精神や身体を作っている家庭の、職場での、食と食環境の乱れによるこれからの絶望的な日本の未来が予測されるからである。
飽食時代を華やかな風に過ごし、傍で多くの子供達の成長を間近で見ることができた35年間の塾業を経験してきた私に、今、自分の子育てが終わってできる事。
それは、これからの時代へ、大切な事を永続してもらう為のバトン渡し。
35年間の多くの子供達との関わりを離れ、もっと多くの子育てママに、職場の人に、心育て、身体育ての大事な場面である食卓の大切さを伝える事。
それが、いわゆる私の使命としての動きに転じた。
そうしているうちに、
数年前に、全国の校長先生をご指導されるお立場の大久保 俊輝先生と元政府官僚、そして政治家のお立場にあった松田学先生とこれからの主権者教育のジャンルでお会いすることになり、そこから強い後押しを頂くことになった。
現代の身近な人と人との関係において、危惧される問題点は多くあり、そこにとんでもない病と闇が待ち受けている。
世界の人々が羨むような、日本ならではの日本の食卓を示す事が出来るように、少しばかり急がなければならないと思っている。
昨夜、ドイツの学校教育の視察からお帰りになられた、大久保俊輝先生にドイツと日本のいじめのニュアンスの違いを伺った。海外の教育や実態はもちろん参考にはなるけれど、日本の歴史の中に裏打ちされた精神教育を紐解く必要の方が、どうやら大事な気がする。
キレイな日本人プロジェクトは、大久保俊輝先生や松田学先生のお力をお借りしながら、次世代再教育機関としての役割を果たす事が使命であると自覚を強めた。
by 毛利涼子