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袴で卒業式

 

 

3月は卒業式の季節。

 

華やかで凛々しい袴姿の女の子たちを街角で毎日のように姿見かけます。

大正時代が舞台の漫画「ハイカラさんがとおる」の主人公 花村紅緒が袴をはいて自転車に乗り竹刀を振りまわすじゃじゃ馬娘ぶりと重なります。

 

今回は袴の歴史をお話いたしましょう。

 

袴のはじまりは以外にもとても古く、男性用の服装として古墳時代にさかのぼります。奈良、平安時代には男性だけでなく宮廷に仕えていた女性たちが十二単の一部として身につけていたそうです。

江戸時代になっても階級によって定められた決まり事が多く、宮中の女官以外の女性は身につけることが許されませんでした。

今のように、女子学生が袴をはくようになったのは明治のはじめ頃で、女性の袴の普及に貢献したのが、下田歌子氏です。

「日本が一流の大国と成らん為には大衆女子教育こそが必要。」といって女性教育に一生を捧げた教育者です。

 

彼女は明治18年創立の華族女学校(学習院女子中高等科の前身)の教授であり、着物の不便さが女性の社会進出を妨げてはいけないと、宮内省で皇后に仕えていた経験を生かし、これまでの男性用袴とは違うプリーツスカート状に仕立てた動きやすい袴を考案しました。

色は当時未婚の女性の色とされていた濃色(こきいろ)をもとに、紫がかった赤色「海老茶色」として、全国へと広がっていきました。

 

その後、1899年(明治32年)には当時の女子の最高学府であった女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)が袴を制服に採用し、女学生の袴姿は定着しました。

昭和に入ってからは洋服が普及したため、現代では卒業式に女子卒業生と女性教員が礼服として着用するようになりました。(92)

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池田リーダーありがとうございます^^

因みに写真は池田リーダーのお嬢様です。ステキ♪

         by ドミソちゃん