尾庭 恵子
伝統美養塾 食卓和文化継承士
美養ライフスタイリスト Level 1担当講師
一般社団法人 伝統美養食育推進支援協会 理事
「食べない」ことから「食べる」ことを学べたのは、25年間家族の食事をしっかりとつくってきた”つもり”の私にとって、とても大きなことでした。食べることが大好きな人。食べないなんて信じられない、と思われると思います。よくわかります。わたしもファスティング前夜には、やっぱり辞めようか。辞めても誰にも迷惑かからないし、と思うタイプです。家族の食事をつくりながら自分だけ食べないなんて信じられない!と思う方。よくわかります。私もそう思っていましたから。でもそんな私だから、そういう方の気持ちに寄り添い、ファスティングを通して免疫力や自然治癒力を高めることによって、その人がその人らしく活動していけるようにサポートさせていただけると思っています。
あれはだめ、これもだめ。これはしちゃいけない、それもしちゃいけない。そんな風に窮屈に生きることが目的ではないですよね。したいことがしたいし、食べたいものは食べたいし、行きたいところには行きたいし、会いたい人には会いたい。これからもそうであるために、私は定期的にファスティングをしていきたいと思いました。したいことをするための気力。食べたいものは食べて、ちゃんと排毒する知力と能力。行きたいところに行ける体力。それを、ファスティングは可能にしてくれると思ったのです。
そもそもファスティングとは、酵素ドリンクでミネラルやビタミンを摂取しながら食事を断つ。消化に使われていた酵素が代謝にまわれるので、疲れている内臓を休め、修復し、リフレッシュする。その結果、造られる血液も綺麗になり、それが全身を巡るので、体調もよくなり、免疫力、自然治癒力も上がる。結果、お肌の状態もよくなるしダイエットにもなる。と、わたしは学んだし、実際に体験して、体感もしました。
オンラインで多くの方と個人シェア会していると、ほとんどの方が「今まで興味はあったけど、取り組むきっかけがなかった」とおっしゃいます。お話をして、今もうすでに取り組み始めている方もいるし、
今回は話を聞くだけの方ももちろんおられます。それはどちらでも構いません。その方の選択肢が、具体的に1つ増えたなら、それでいいと思っています。したいことを元気にしていける人が、まわりに増えていったらいいなと思うばかりです。
結論からいうと、ダイエットや美容が目的ではありません。体内に蓄積された毒素を排出し、体の浄化や修復を促し、自己治癒力が高めるためのものです。体をめぐる血液をきれいにして、本来もっている体の力を呼び起こし、自分の免疫力を高めていきます。結果、その方の身体機能美が整い、日々を健やかに、美しく、過ごしていくことができるのです。なのでお客様の中には、女性だけでなく、パフォーマンスをあげたい男性経営者の方もおられます。
この協会のファスティングに出会う前に、私は2箇所でファスティングと断食を経験しています。1回目は数年前、友達とケーキセットを食べながら、「何か新しいことしたいね。ファスティングでもしてみる?」と軽いノリで、遠方の温泉での2泊3日のファスティングプログラムに申し込みました。何もわかっていなかった私たちは、前日の21時までにご飯をすませるように、という注意事項を守って、21時ぎりぎりまで、お寿司を必死で食べていました。まるでこれが人生最後の食事のように。今考えると、あまりに残念な行為ですが、それでも、その2泊3日で、身体中がクリアになって、感覚も研ぎ澄まされて、肌も透明感がでて、とても気持ちよかったのです。それがファスティングの第一印象。ナビゲートしてくれた方や、一緒に受講した方達のおかげだったと思います。
2回目は、別の施設で、10食断食プログラムでした。断食した同じだけの回数をかけて復食するので、1週間の滞在になりました。これが結構きつくて、階段の上り下りすらフラフラするようなときもあり、一日中、結構ぐったり横になって過ごしていました。散歩に出ることも禁じられており、時間が経つのがとても遅く感じたものです。なんだかとても慎重に過ごさないといけない感覚が、あまり楽しくなくて、また行こうとは思えずに、自宅でストレッチをしたり、我流で食生活に気をつけながら、月日が過ぎていきました。
当協会、ファステイング前に講座受講で効果アップ↑
そんな時に出会った当協会のファスティングプログラム。実践だけのプランもあるのですが、私は、実践する前に、座学でしっかりと、消化の仕組みや酵素のはたらきなどを学び、その知識をもって実践にのぞむことにしました。結果、ファスティング中に起きる様々な事象と、カラダの仕組みを照らし合わせて受け止めることや考えることができ、また「食べ方」を学んだことによって、ファスティングが終わったあとの食生活に対する意識の変化にもつながり、リバウンドをすることもほとんどなく、気持ちよく過ごせることにつながっています。
とはいうものの、断食で、ふらふらになる経験をしていたので、かなりびくびくしながらの1回目でした。軽い運動をしながら、と学んでいたので、ウォーキングをしようと外に出るのですが、もし倒れたらいけないと思い息子に「お母さんが50分たっても帰ってこなかったら、海岸を探して。」と言い残したり。息子の方がドキドキしたかもしれません。しかし、思いのほか元気で、ウォーキングも通常通り4キロ、おつかいや、家事も普通にこなせました。一番の課題と思われた家族の食事作りも、意外に調理自体は平気でしたが、つらいのは、視覚よりも嗅覚。美味しそうなにおいをかぐと、ちょっとつらい。でも、あえて、家族のご飯をつくりながら、挑戦したかったのです。お伝えしていく立場になるかもしれないと思うと、どこかにわざわざ滞在しなくても、いつも通りの環境でとりくめることを経験しておきたかったのです。
気づきとしては他に、料理しながらいつも、味見という名の下に、結構つまみぐいしていることに気づきました。間食も。ふとしたときにナッツをポリポリ、きな粉をモフモフしているなーと。
始まる前の夜には身体中をなでて「いつもありがとね。明日からちょっとびっくりさせるけど、よろしくね」(実はできるか不安でというか食べることへの執着で、やっぱり辞めようかとも思った。内緒の話。)そこから毎日、寝るときも起きるときも、おなじように、身体中をなでなでして、今日もありがとう。と言うようになりました。体の中のすべての働きが、奇跡的なんですよね。見えないけれど、そこに感謝しなくてはと、改めて思うようになりました。これは、ファスティングが終わってからも、続けている習慣です。
結果、毎日見事に、体重だけでなく体内年齢がどんどん下がっていき、最終的には36歳になりました。実年齢より14歳も若い!ダイエットや美容が目的ではありませんでしたが、やっぱり嬉しい。周囲に言いふらしていたら、「体内年齢を言い出したら終わりやで」と友人にグサリ。確かに、そうとも言えますね(笑)。あるべきところに必要な筋肉がついて、いらない脂肪はなくしていく身体機能美という言葉を学びますが、その機能美を手にいれて、元気に活動できる自分になる、いい経験をさせて頂いています。
ところで、そもそも、なぜファスティングや断食を始めたかというと、高校時代からの便秘に理由があります。1週間ぐらい出ないのは全然平気。3日出ないなどは当たり前だと思っていました。それでも元気だったし、肌の調子も特に悪いと思っていなかったのです。子どもを2人出産し、いわゆる中年になる頃には、下っ腹というものはぽっこりしているものだと一般論すらすり替えて、半ば諦めていました。
それでも、お世話になっている鍼灸の先生の助言にそって、日常の運動や食生活に気をつけるようにはしていました。そのうえでファスティングを実践したら、便秘が改善され、下っ腹のポッコリも解消されたのです!今では毎日便通があるのが当たり前になりました。
当協会での2回目は、その2ヶ月後に実施しました。ファスティング中も元気に過ごせることを体験していたので、2回目はヨガのレッスンにも出かけたし、復食期間には特製復食弁当をつくってピクニックライブにも出かけました。ただ、今思うと心あたりがあるのですが、狙いすぎて、体重が落ち過ぎたせいもあったのか、若干髪がパサつき、お肌もしなびた感じになって、ちょっと目指していた結果と異なり、タイミング、日数、良質な油の摂り方、しっかり学ぶいい機会になりました。狙いすぎ、というのは、1回目の自分の記録を越えようと思ったんですね。そこには何の意味もないのに。体の状態よりも、数字を見てしまっていた結果です。
その教訓を活かして9ヶ月後に3回目のトライ。お肌の調子を落とさないように工夫しながら実践しました。3回目は、やたらと「食への執着」が強い毎日でした。何か食べたくて。そしてついに、「食べちゃった!」という夢をみてびっくりして目が覚めました。友人はファスティング中、浴びるようにお酒を飲む夢をみた、と言っていて、彼女のことを笑っていましたが、私も笑えないです。そんな「食への執着」を抱えているにも関わらず、一人暮らしをしている大学卒業&就職の息子とたまたま会うことになり、せっかくだからお祝いの御膳を。私は目の前にくる美味しそうな料理の数々を、お白湯いっぱいで乗り越えました。息子も食べにくかったかもしれません(笑)。また、期間中、まさかの料理教室主催。味見はみなさんにお願いして乗り越えました。「いいなー」と、皆さんの試食を眺めていました。これもきっと、生徒の皆さん、食べにくかったでしょうね。そして打ち合わせの喫茶店では、紅茶の代わりにお湯をお願いして、座席も使わせてもらうので、とお支払いしようとしたら、「結構ですよ^^」と言ってもらったことも。ファスティングが社会に浸透してきている気がしました。
「食への執着」を自覚しつつも終えてみると、3回の中で一番、睡眠の質がよく、また幸福感が強く湧きました。腸がきれいになり、幸せホルモン(セロトニン)が間違いなく大量に出ていたんだと思います。そして仕事のアイデアが次々と湧いてくる。それを形にするのに大忙し。
当協会でのファスティング、1回目は初めてのことだったので「挑む」。2回目は成果を期待し過ぎてしまって「目指す」。3回目はしっかりと体を「いたわる」ことができた結果に。色々な季節に実践することで、どのような方のサポートも、体感をもって寄り添えるように実践中です。4回目は自分の体を「いつくしむ」をテーマに、また実践しようと思っています。
講座の中で、あるいは当協会の別プログラム『伝統美養塾』で、大切なことを色々学びました。お味噌を代表格とする日本の食卓力、糀や醤油、酢、みりん、梅干し、酒粕、そば、乾物などの素晴らしい食の知恵であったり、NGフードであったり。でも、つい、食べちゃうこともあるわけです。夜遅くにディニッシュチョコパンとか。(とても美味しかったです!)我慢してストレス感じるより、食べたいものは食べたい。(時間帯は、考えたいところですが・・・。)で、美味しくいただいて、翌朝、考えるわけです。後悔はしません。考えるのです。カラダの1日の3つのサイクルを学んだなと。夜中に美味しくデニッシュチョコパンを食べた翌日は、それを思い出して実践。私は何事もバランスだと思っていて、毎食完璧にできなくても、1日の中でバランスとるとか、1週間単位でバランス取るとか。そしてできるだけ、こうでなければ、を減らしたい。こうしよう。こうしたい。を選んで、暮らしていきたいと思っています。だって、心地よく生きていきたいですから。
そしてファスティングを体験する中で、学ぶも大事。気づくも大事。でも何よりも、どんなに小さなことでもいいから継続的に実践をしていくことが何より大切だと思います。学び、気づき、そして実践。それはいつも企業研修などでもお話ししていることでもあります。
お客様から相談を受けるようになりました。「一度ファスティングをして、すごくいいとわかっているのに一人では、なかなか次の実践できない。」それだったら、お互いに励ましあえる仲間がいるといいなと思い、非公開のFacebookグループつくりました。せっかく学んだのだから、定期的に継続して実践できるように支え合えたらいいなと思っています。継続して実践していくと、健康を保てるだけでなく、食に対する意識も維持できるし、成果がきちんと出ます。そして回を重ねることで見えてくることもあります。同じ時期にする人を探すのもよし。成果をたたえ合うのもよし。ファスティングを継続して実践していくために、必要であればそちらのグループにご招待させていただきます。共通のテーマをもっている仲間たちとの情報共有がまた、励みになります。
1. 知識があったうえでの実践には、納得力と安心力がある。
2. 体をねぎらう感覚がもてて、日々感謝できる。
3. 心地よく生きていくための、気力、知力、能力、体力が身についていく。
4. キレイにしたらそのあとの行動(食事の摂りかた)が変わる。
5. 日々の暮らし(睡眠・運動)にも改善が及ぶ。
6. その結果、結果、機能美(体、肌)が手に入る。
7. なにかと闘うのではなく、共存していけるしなやかさが手に入る。
窮屈にいきることが目的ではなく、自由に生きることが目的。
動けるカラダ、自由な思考を手に入れることができる。それに向き合うのがファスティングです。
そして現在のコロナの状況の中で、ウィルスを防ぐことも大事だけれど、自分の体をつくっておくことも、一人一人ができることだと思います。
防災とファスティング?と思われるかもしれませんが、自助・共助・公助という言葉をご存知でしょうか?何か起きた時、まずは自分が助かる。そして周りの人を助ける。公の助けは最後です。自分が助かるために、周りを助けるために、いつでもしなやかに動ける力は必須なのです。「まさか」は「いつか」。
日常の延長線上に非日常があります。まさかのその時に動ける人であるために日頃から免疫力や自己治癒力を各自が高めた上で、「ともに生き抜く力」を育みあっておくことが防災につながります。また、ファスティングドリンクの姉妹商品フローラや発酵サラダは、防災リュックの中にいれておくと、いざというときの栄養補給として防災食にもなりますし、ビタミンやミネラルが足りてないなと感じた時に、さっと補給するのにはとても便利です。何はともあれ、防災ファスティング。そんな側面もぜひお伝えしておきたいです。
お母様が生前プレゼントしてくださったジーンズがどうにも細過ぎて、履くのを諦めていたんだけれど、やっぱり履きたいと一念発起された方。セカンドライフの楽しみにしていた山登りが、体重増加による膝痛でできず、やっぱり山に登りたいと取り組み始めた方。オンライン授業になり、画面にうつる自分のシルエットに愕然として始めた塾の講師の方。健康に関わる仕事をしている以上、きりっとしていたいと取り組まれた方。娘さんのアトピーを治したくて、母娘一緒に挑戦された方。一生美味しいお酒が呑みたいからと、年齢を気にされながらも取り組まれた会社経営者。それぞれに嬉しいお声をいただいています。その中の一部を紹介させていただきます。
お客様の声
食べることが大好きな私にとって、「食を断つ」という行為は絶対に無理だと思っていましたが、今回チャレンジして、食べたいものを食べ続けたいのであれば、なおさらやった方がいいと思いました。ファスティングというスキルとテクニックを手にしたことで、食生活を、時々見直す機会をもつことができます。体重の増加や体調のリズムの乱れが改善されました。これからもしていきたいと思っています。
【37歳 男性】
今回のファスティングは、辛い、しんどいということが全くなく、むしろ心も体もどんどん元気になりました。頻繁に服用していた頭痛薬を全く飲まなくていいようにもなりました。なんとなくの不調がある方、原因のわからない不調がある方、肌を綺麗にされたい方、おすすめです^^
【37歳 女性】
数年前に別のファスティングをしたときには感じられなかった、体の中から浄化される感覚が2日目からあり、終了後も体の軽さ、疲れのない体を体感しました。強固な便秘が改善されたことも驚きです。食生活が乱れている人、健康な状態で美しく老後を過ごしたい人、いつまでも好きなものを食べれる未来を手に入れたい方におすすめします
【51歳 女性】
体の中に負のエネルギーがとどこっている感じがあり、すっきりさせたくてトライしました。食べない時間の中で、今までの食生活や体について振り返ることができ、食事とともに運動や睡眠についても体をいたわるために、大事にしていこうと思いました。内側から美しく、エネルギーも湧いてきます。食に対して、意識しているが取り組めていない人におすすめです。
【52歳 女性】
体の中にたまっている悪いものをデトックスしてパフォーマンスを上げたいと思い、挑戦しました。足し算の健康法はたくさんあるが、ファスティングは引き算の健康法だと思いました。今までの自分とは違う自分を発見できると思うので、
一度は挑戦することをお勧めします。3日目ぐらいから頭がスッキリした感じがしてきました。終了後もそのすっきり感は続き、集中力があがった感じがあります。体も軽くなりました。パフォーマンスを上げたい方、体質改善したい方、自分を変えるきっかけを探している方などに良いと思います。
【53歳 男性】
ファスティング中の睡眠の深さには驚きました。合宿などにいかなくても、オンラインで可能なファスティング。
働き盛りの人の心身のメンテナンスにおすすめです。心身ともに元気に、そして頭が冴えます。ファスティング後も、減量のための食事制限のストレスもなく、快適な食生活を送っており、血圧の薬の量も減りました。
【64歳 男性】
・防災士
・防災介助士
・ハイジ亭女将
・一般社団法人 日本美腸協会 美腸プランナー
・健康経営アドバイザー