星 美幸
伝統美養塾 食卓和文化継承士
美養ライフスタイリスト
一般社団法人 伝統美養食育推進支援協会 理事
「自分の身体は自分で食べたものからできている」
この言葉を聞いた時から、なんとなくではありますが何を食べるかを意識し、
認知症の母を目の当たりにした時、何を食べれば認知症にならないのか探り始め、日本の風土が生んだ発酵食品、発酵調味料の素晴らしさを知ることとなりました。
では、身体に良いとされるものだけを食していれば、健康でいられるのかというとそういうことでもなく、病気と心のあり方、関連は厳存し影響を及ぼしています。
真の健康を望む時、心と身体を切り離してはあり得ません
何のために何を食べるかを考え、本物を選択できる知識を身につけると同様に、
心を整え、磨いていく術を身につけることも大事なことです。
それは決して特別なことではありません。
自分の身の回りにあり、普段使っている物、道具を大事にすること。
丁寧に扱い、使い終わったら綺麗にし、所定の場所に戻し感謝する。
その気持ちはいずれ周りの人にも現れます。
無農薬、無添加、非遺伝子組み換えなど、身体にいいとされる食材をどんなに揃えても油まみれの汚れたキッチンで調理したのでは、健康になれるとは思えません。
また、いい材料で調理したからといって、汚い言葉で無理に食べさせても
それを健康的な良い食事だと言う人はいないでしょう。
「健康になるためにこれを食べよう」という心がある人はおそらく、お掃除も丁寧なはずです。
しかも無意識にされているのではないでしょうか。
普段当たり前のように何気なくやっていることを、意識し意味を持って続けていくことで心が整い、磨かれていくと考えています
私が食に興味をもったのは、母の認知症がきっかけでした。
母を不憫に思うと同時に自分はなりたくないと思ってしまいましたが、今になってみると母のお陰で食や認知症介護、自分磨きなどいろいろな学びができたと感謝しています。
日本にしか存在しない糀があるように、日本人ならではの食事、精神性、暮らし方が日常として取り戻せるよう、キレイな日本人プロジェクトを若い世代に引き継いで参ります。
・動画クリエーター
前職で広告宣伝に携わっていた関係で写真撮影、編集も得意とし、最近はPR用フォトムービー制作も行っている